金沢大学21世紀COEプログラム『環日本海域の環境変動と長期・短期変動予測』

 事業推進担当者

日本海および周辺縁海の後期新生代
地質構造・海洋環境発達史

助 教 授  塚 脇  真 二

自然計測応用研究センター
 環境動態講座
[ tukawaki@t.kanazawa-u.ac.jp ]


 ユーラシア大陸東縁に沿って並ぶ縁海群は他の大陸縁辺域にはみられない特色です。これらの縁海群の存在なしには現在の地球表層にみられるさまざまな自然環境は成立し得なかっといってもいいでしょう。

 日本海はその閉鎖性の高さからこれらの縁海群の中でも特異な存在です.この海がいつどのように誕生したのか,そしてどのような環境の変化をへて現在に姿になったのかを調べることは学術的にきわめて興味深いものといえます。また,このような環境の変遷を知ることで,日本海域ばかりでなく,地球全体の表層環境の変化の予測が可能となるかもしれません。

 北陸地域などの陸域の地質調査から,我が国日本海側が過去約2000万年間にわたってどのように構築されてきたのかを知ることできます。一方,日本海の海底を直接調べることで,その海洋環境の移り変わりをひもとくことができるでしょう。そして,両者を併せ考えることで,日本海域全体の環境変遷史の理解が将来の変化予測を含めて初めて可能となります。

 さらに,熱帯地域にあって開放性が高いという日本海とは対極的な存在の南シナ海域で同じ手法の研究を展開し,その結果を日本海での研究結果と比較することで,日本海域の地質学的・海洋学的な特徴をよりきわだたせることが期待されます。









































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