共同利用施設

共同利用施設

臨海実験施設

臨海実験所写真 当施設は、宿泊棟を持ち、金沢大学の複数の学部の臨海実習が実施される他、近隣の大学の臨海実習も行なわれている。その為の分子からフィールドまでの種々の実習設備が整っている。

附属植物園

付属植物園写真 植物園は角間キャンパス内にあり、管理棟・実験温室・実験圃場と自然園・環境保全自然林(「里山ゾーン」、74ha)から成る。実験圃場や温室では、学生実習用の材料栽培、発芽・交配実験などが行われている。「里山ゾーン」は、里山生態系に関する教育・研究に活用されるとともに、金沢大学「角間の里山自然学校」のフィールドとして地域住民に広く開放されている。

低レベル放射能実験施設

低レベル放射能実験施設写真 石川県能美市の丘陵にある当実験施設は、金沢大学の学生の実習及び研究活動が実施される他、旧尾小屋鉱山に構築した極微量放射能測定システムを利用した全国 の大学・研究機関との共同研究も行っている。特別教育研究経費「極低レベル放射能測定による新領域の開発と全国共同利用微弱放射能測定拠点の形成」が認められ、平成17年度より5か年計画で尾小屋地下測定室の整備が行われる。

能登大気観測スーパーサイト

能登スパーサイト写真日本海におおきく突き出した能登半島は東アジアからのエアロゾルの特徴を研究するのにうってつけの場所であり、質の高い試料やデータが得られる条件がそろっている。このような地の利を持つ能登半島を「天然の環境センター」にみたて、その先端に大気観測の拠点「能登大気観測スーパーサイト」を設けた。ここでは国内外の研究者が連携し、互いに共同で観測を行いデータの共有化を進めるなど、文字通り「最先端」の大気環境研究プラットフォームとして活用されている。

尾小屋地下実験室

臨海実験所写真 高効率かつ極バックグラウンド仕様のガンマ線測定装置(Ge半導体検出器)18台を備えた世界トップクラスの微弱放射能測定ができる研究施設(OUL: Ogoya Underground Laboratory)である。宇宙線や岩石など周辺環境からの放射線の影響を防ぎ,測定試料に起因する微弱放射能を測定するために,石川県小松市にある旧尾小屋鉱山廃坑トンネルを活用した。このトンネルは,岩石中の放射能が比較的低く,また,自然換気により空気中の放射能も低いという特徴がある。さらに,金沢城の建物解体時に廃棄された古い鉛瓦を遮蔽材として再利用することによって,スーパーカミオカンデのある東大宇宙線研究所などの地下1000mより深い測定室にひけを取らない微量の放射能測定が可能になった。

金沢大学 全国共同利用研究 中国科学院大気物理研究所 釜慶大学校 ロシア分室 環日本海域の環境計測と長期・短期変動予測