センターについて

設立趣旨

 自然と人間活動に起因する諸問題は、21世紀の科学技術に課せられた最も大きな課題の一つである。当センターは、この課題に積極的に取り組むことを目的として設立された。
 当センターでは、環境変動に対して最も敏感であるユーラシア東部・環日本海において、放射能計測や電磁場応用、バイオセンサなどを含む先端的計測技術を用いて、今後生起する環境変動に関する予知・予測を行う。
 また、陸と海の生物多様性や生態系の多様性などの調査研究を行うとともにバイオテクノロジーによって、環境と調和した産業活動に資するグリーンテクノロジーの開発研究を行う。
 さらに、自然環境の解明を志向する基礎的研究と環境保全技術の開発や応用的研究とを統合した新たな研究領域の開拓を推進し、環日本海域を中心とする東アジア地域に社会的・国際的な貢献を行う。
センター長 長尾 誠也

金沢大学 全国共同利用研究 中国科学院大気物理研究所 釜慶大学校 ロシア分室 環日本海域の環境計測と長期・短期変動予測